福岡県立美術館
Fukuoka Prefectural Museum of Art
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【作品貸出】松枝玉記の久留米絣

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松枝玉記 久留米絣着物「寿筵」1967年、当館蔵 *前期のみ展示

福岡県大川市にある大川市立清力美術館にて「筑後にながれる機の音 久留米絣展」が1月8日(木)~2月22日(日)に開催されます。筑後の地で江戸時代からつくりつづけられる久留米絣は、その丈夫さと青と白を基調にした清澄なうつくしさゆえ日常着としてはもちろんおしゃれ着としても親しまれ、最近ではまた若者を中心に注目されてさまざまなファッションアイテムにその技術が活かされるようになってきました。

知っているようで意外と知らないその久留米絣の魅力を、初期の貴重なものから昭和30年代のものを中心にたっぷりと紹介しようという展覧会。シンプルだったり、ダイナミックだったり、キュートだったり、久留米絣のうつくしさを間近に感じてもらえます。

当館からは松枝玉記(1905-89)の久留米絣着物「寿筵」「献穀」、久留米絣着尺「蓮文(青)」「風と光」を出品。会期中展示替えがありますのでご確認ください。(竹口)

松枝玉記 久留米絣着尺「蓮文(青)」1965年、当館蔵 *前期のみ展示

松枝玉記 久留米絣着尺「蓮文(青)」1965年、当館蔵 *前期のみ展示

松枝玉記 久留米絣着物「献穀」1976年、当館蔵 *後期のみ展示

松枝玉記 久留米絣着物「献穀」1976年、当館蔵 *後期のみ展示

 

筑後にながれる機の音 久留米絣展

2015年1月8日(木)~2月22日(日)
*前期は2月1日まで、2月3日から後期
*休館日 月曜日(祝日の場合はその翌日)
200円
*15名以上の団体料金は150円
*中学生以下、障害者手帳の交付を受けている方は無料

大川市立清力美術館
福岡県大川市大字鐘ヶ江77-16
tel 0944-86-6700

【作品貸出】髙島野十郎作品など7点を九州芸文館に

九州芸文館で12月23日より開催する「2000年後のピラミッド 柴川敏之展」に、当館所蔵作品7点が出品されます。

・髙島野十郎「蝋燭」大正期、油彩・板
・髙島野十郎「洋梨とブドウ」昭和16年(1941)、油彩・画布
・坂本繁二郎「能面」昭和30年(1955)、油彩・画布
・舟越保武「原の城」昭和39年(1964)、ブロンズ
・冨永朝堂「卑弥呼」昭和46年(1971)、ブロンズ
・豊福知徳「継続」昭和48年(1973)、ブロンズ
・豊福知徳「構成」昭和37-48年(1962-73)、木彫・着色

髙島野十郎「洋梨とブドウ」

髙島野十郎「洋梨とブドウ」

髙島野十郎「蝋燭」

髙島野十郎「蝋燭」

 

どうぞお見逃しなく。

「2000年後のピラミッド 柴川敏之」展
会期/2014年12月23日(火・祝)~2015年2月15日(日)
会場/九州芸文館 〒833-0015 福岡県筑後市大字津島1131
*展覧会の詳細については→こちら

(高山)

 

【貸出情報】岡田三郎助「婦人像」

(2)岡田三郎助「婦人像」
岡田三郎助「婦人像」  明治42年(1909) 第12回白馬会展 油彩・画布 40.8×52.9cm

たびたびこのHPにも登場している本作、岡田三郎助「婦人像」ですが、現在佐賀県立美術館で開催中の展覧会「岡田三郎助 エレガンス・オブ・ニッポン」展にて展示されています(9月19日~11月16日まで)。

岡田三郎助の個展が開催されるのは実に20年ぶりで、合計192点もの作品があつまった過去最大規模の展示です。優美な「岡田式美人」のスタイルが確立した頃の本作、そしてその後の岡田芸術がどのような深まりをみせたのか。ぜひ佐賀県立美術館でご堪能ください。

詳しくはこちら→

所蔵品200選 岡田三郎助「婦人像」

(高山)

【岡田三郎助 エレガンス・オブ・ニッポン】 展覧会HP

佐賀県立美術館 2014年9月19日(金)~2014年11月16日(日)

【貸出情報】岡田三郎助「婦人像」

福岡県立美術館は休館中ですが、ケンビの所蔵作品を別の場所で見ることができます。

今回、ご紹介するのは、岡田三郎助「婦人像」(1909年)。本作が展示されている「熊本─東京 画家たちの上京物語」が熊本県立美術館で8月31日(日)まで開催中です。

岡田三郎助 「婦人像」1909年、福岡県立美術館

岡田三郎助 「婦人像」1909年、福岡県立美術館

 

岡田三郎助は佐賀出身の洋画家で、「婦人像の岡田」「裸婦の岡田」として名を馳せました。本作はこの評価が確立したころのもので、優美でロマンティックな、岡田らしい画風で描かれています。

詳しくはこちら⇒
所蔵品200選 岡田三郎助「婦人像」

(M.F)

【 熊本─東京 画家たちの上京物語 】 展覧会HP
熊本県立美術館 2014年7月19日(土)~2014年8月31日(日) *毎週月曜日休館

九州芸文館で「福岡県立美術館コレクション展」開催中です

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九州芸文館で開催中の「福岡県立美術館コレクション展 うつろうかたち とけあうことば ―作家の眼に映る世界―」。福岡県立美術館の所蔵する絵画や彫刻、工芸作品約40点を作家が紡ぎだした言葉とともにご紹介しています。
(野十郎作品についてはこちらをご覧ください⇒「九州芸文館で野十郎」)

会期中にはワークショップも開催しています。
こちらは5月17日(土)の牛島光太郎さんを講師にお迎えしたワークショップ「ことばがかたちになるまで」の様子。
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「うれしい」や「たのしい」を「ことば」で表現するとどうなるだろう、「ことばのかたち」や「ことばのいろ」で表現するとどうなるだろう、「かたち」や「いろ」で表現するとどうなるだろう、とみんなで試行錯誤しました。ワークショップを通して感じる「ことば」と「かたち」の関係。終わったあとに、展覧会場で作品を見て、作家の言葉を読むと、先ほどまでとは違ったものが見えてきます。

6月15日にもワークショップ「色を塗る!心と身体で色を感じよう」を開催します。
参加ご希望のかたは、芸文館までお問い合わせください。
ワークショップ「色を塗る!心と身体で色を感じよう」
  日時:6月15日(日) 13:15-16:30
  場所:教室工房3・4
  定員:15名(先着順、要申込)
  対象:幼児~大人 *親子参加も可、小学生以下については保護者同伴のこと
  参加費:500円 (材料費含む)
  持参するもの:好きな着彩道具 *詳細は申込みの際にお知らせします
  講師:大浦こころ(美術家)

会期は7月6日(日)まで。
福岡県立美術館が休館中の今、ケンビの作品がこれだけたくさん見れるのは芸文館だけ。
近くまでいらっしゃった際には、せっかくのチャンス、ぜひ、お立ち寄りください!(M.F)

福岡県立美術館コレクション展
うつろうかたち とけあうことば -作家の眼に映る世界―

【会期】平成26年4月26日(土)〜7月6日(日)
【会場】九州芸文館 → http://www.kyushu-geibun.jp/
【料金】一般:210円 (160円) *( )内は20名以上の団体料金。
・高校生以下は無料
・65歳以上の方、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者療育手帳・精神障害者・保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者は無料
・教職員引率による高校生以下および引率者は無料

【他館への貸出情報】児島善三郎「蓮花」1939年

福岡県立美術館は休館中ですが、ケンビの所蔵作品を別の場所で見ることができます。

今回、ご紹介するのは、児島善三郎「蓮花」(1939年)。本作が展示されている「東京・ソウル・台北・長春―官展にみる近代美術」が福岡アジア美術館で3月18日(火)まで開催中です。

児島善三郎「蓮花」1939年、福岡県立美術館蔵

児島善三郎「蓮花」1939年、福岡県立美術館蔵

児島善三郎は福岡出身の洋画家。独立美術協会を結成して在野の雄として活躍しました。一昨年当館で開催した「児島善三郎と中村研一 福岡ライバル物語」でもスポットを当てた画家です。「蓮花」では、蕾を結び、花開き、そして散るという蓮の花を諸相を大胆な筆致で堂々と描きだしています。

会期残りわずかですが、中洲にいらっしゃった際はぜひお立ち寄りください!(M.F)

 

【「東京・ソウル・台北・長春――官展にみる近代美術」】
福岡アジア美術館 平成26年2月13日(木)~3月18日(火)

配列された「状況」を見に行けば…

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ケンビからは徒歩10分ほどでしょうか、天神のど真ん中、IMSビルのなかにそれはあります。

三菱地所アルティアムで開催中の展覧会「状況の配列」。ギャラリーの入口はまだまだ設営中のような様相ですが、いえいえ、そこがこの展覧会のミソ。足を踏み入れ、導かれるままにしばし歩けば、悶絶すること間違いなし。

今回のインスタレーション作品をつくったチーム「目(め)」に騙されてみてください。目からうろこやら何やらがこぼれ落ちますよ。

それにしても、どうしてケンビのブログでこの展覧会をこんなにも推すのか? それもまた作品をよくよく見てのお楽しみに。(竹口)

三菱地所アルティアム
→ http://artium.jp/
★「状況の配列」は3月15日まで

【他館への貸出情報】柳瀬正夢「果樹島園」ほか

福岡県立美術館はただいま休館中ですが、実は、休館中でも別の場所でケンビの作品をみることができます。

例えば、こちら。

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3月23日(日)まで神奈川県立近代美術館<葉山館>で、そして4月5日(土)からは愛媛県美術館で開催する「柳瀬正夢 1900-1945」展です。 *写真は図録と愛媛県美術館の展覧会チラシです。
この展覧会では当館所蔵の柳瀬正夢の作品も展示されています。

チラシの下段に大きく掲載されているのもその一つ。「果樹島園」です。
油彩による屏風形式の本作は柳瀬が18歳の年の作品です。清澄な青の海に浮かぶ島々がモザイク画のような大ぶりの点描でおおらかに描かれています。橙色の果物が実る木々に、桃色に染まる山並み。畑に横に寝転がる犬の向こうには農作業にいそしむ人々が見えます。柔らかで澄んだ色彩で描き出された牧歌的な情景は、柳瀬の思い描く理想郷の姿なのかもしれません。

他にも5点の福岡県立美術館所蔵の柳瀬正夢の作品が展示されています。
神奈川に愛媛。お近くにいらっしゃった際は、ぜひ立ち寄ってみてください! (M.F)

【「柳瀬正夢 1900-1945」展で展示中の福岡県立美術館所蔵作品】
柳瀬正夢「池畔の牛」1916年
柳瀬正夢「風景」1917年
柳瀬正夢「磯邊氏の肖像」1917年
柳瀬正夢「果樹島園」1918年
柳瀬正夢「波止場のI氏」1922年
柳瀬正夢「少女像」1922年頃

【「柳瀬正夢 1900-1945」】
神奈川県立近代美術館<葉山館> 平成26年2月11日(火・祝)~3月23日(日)
愛媛県美術館 平成26年4月5日(土)~5月18日(日)

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