福岡県立美術館
Fukuoka Prefectural Museum of Art
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2014年9月からの主な展覧会

開館当初(1964年)の福岡県文化会館と福岡市民会館

開館当初(1964年)の福岡県文化会館と福岡市民会館

福岡県立美術館の前身にあたる福岡県文化会館は、図書館と美術ギャラリーの併設施設として昭和39年(1964)に建設されました。今年でちょうど50年。美術館としてリニューアルオープンするための改築(1985年)や現在進行中の耐震工事を経ながらも、基本的な躯体はそのまま生かされ、いまも現役です。建築家 佐藤武夫が設計した建物はたくさんの人を迎え入れ、たくさんの記憶を重ねてきました。
福岡県文化会館建設50年にあたる今年、そして福岡県立美術館開館30年にあたる来年。耐震工事による臨時休館が明けて9月からの多彩な展覧会をどうぞお楽しみに。

*2014年8月31日までは耐震工事により臨時休館しています
*以下のタイトルや内容などは変更する場合もあります

 

展覧会スケジュール
 

公募展
9月2日(火)~9月28日(日)
第70回福岡県美術展覧会(県展)

第1期:9/2~9/7 書
第2期:9/9~9/15 洋画
第3期:9/17~9/21 日本画・彫刻・デザイン
第4期:9/23~9/28 工芸・写真

*応募要項・申込書は5月下旬に発行。ご希望の方は92円分切手を同封の上「県展係」まで

 

特別展/自主企画展
10月4日(土)~11月24日(月休)
福岡県文化会館建設50年記念
とっとっと? きおく×キロク=

 

特別展/巡回展
11月8日(土)~12月23日(火祝)
草月流 秘蔵コレクション展

 

コレクション展
11月29日(土)~2015年2月1日(日)
コレクション展連続企画2014-15 第1弾
特集:福岡の近代洋画

 

特別展/自主企画展
2015年2月7日(土)~3月15日(日)
古川吉重 1921-2008
摩天楼の街の抽象画家(仮題)

 

福岡県立美術館所蔵品巡回展
移動美術館展
2014年9月4日(木)~9月28日(日)
会場:コスメイト行橋(福岡県行橋市中央1-9-3)
http://www.yuc.or.jp/publics/index/83/

 

 

展覧会概要

 

福岡県文化会館建設50年記念
とっとっと? きおく×キロク=

山本作兵衛「木枯らし」1964-66年 当館蔵

山本作兵衛「木枯らし」1964-66年 当館蔵

10月4日(土)~11月24日(月休)
一般300円(200) 高大生140円(100) 小中生60円(50)
*( )内は20名以上の団体料金
*以下の方々は無料=身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者/毎週土曜日の高校生以下/教員引率による児童・生徒およびその教員

一風変わった展覧会タイトルとなっている「とっとっと?」は、言わずと知れた九州の方言。福岡(博多)や長崎、熊本で「とっとっと?」と聞かれて「とっとっと!」と答えれば「取って(撮って)るよ」という意味になります。記憶と記録に着目するこの展覧会では、「記録を取る」「写真を撮る」「記憶を大切にしまっておく」といったことをかけ合わせ、あるいは「とつとつと歩いていく」そんなイメージも重ね合わせています。
福岡県文化会館/福岡県立美術館の50年の歴史を振り返りながら、同時に「記憶」と「記録」をキーワードにしてさまざまな作品を紹介します。髙島野十郎や江上茂雄、山本作兵衛といった当館なじみの所蔵作家はもとより、地元作家6人(泉山朗土、今岡昌子、酒井咲帆、寺江圭一朗、菱川辰也、森田加奈子)による作品もかけ合わせて展示。美術が元来持っている記録媒体や記憶装置としての働き、それゆえの今日的な広がりや深まりを見つめます。
会場ではたくさんの人たちの記憶や記録をかけ合わせ、展覧会をみなさんといっしょにつくっていければと願っています。みなさんにとっての希望の種のようなものが見つかればとてもうれしいですし、過去(あるいは現在)の叡智とその遺伝子とを未来へと運ぶミュージアムの役割もそんなところにあるんじゃないでしょうか。
かけ合わせることによってなにが生まれるのか。たのしくて心にしみる、福岡県立美術館らしい展覧会を目指します。

泉山朗土「偶景 —incidents—」2014年(参考作品)

泉山朗土「偶景 —incidents—」2014年(参考作品)

今岡昌子「トポフィリア - 九州力の原像へ」(2011年)より(参考作品)

今岡昌子「トポフィリア – 九州力の原像へ」(2011年)より(参考作品)

酒井咲帆「いつかいた場所」(2013年)より(参考作品

酒井咲帆「いつかいた場所」(2013年)より(参考作品)

寺江圭一郎「限られた言葉とトイレの捕獲」(2012年)より(参考作品)

寺江圭一朗「限られた言葉とトイレの捕獲」(2012年)より(参考作品)

菱川辰也「風景/Susaki bridge」2007年(参考作品)

菱川辰也「風景/Susaki bridge」2007年(参考作品)

森田加奈子「あの角を曲がる」2013年(参考作品)

森田加奈子「あの角を曲がる」2013年(参考作品)

「とっとっと? きおく×キロク= 」特設ブログ
→ http://to–to–to.blogspot.jp/

福岡県文化会館(福岡県立美術館)にまつわるみなさんの思い出や記念写真を募集しています!
→ https://fukuoka-kenbi.jp/blog/20140404_kenbi2550.html


草月流 秘蔵コレクション展

勅使河原蒼風「ヤオヨロズのカミガミ」1967年 財団法人草月会館蔵 撮影:内田芳孝

勅使河原蒼風「ヤオヨロズのカミガミ」1967年 財団法人草月会館蔵 撮影:内田芳孝

11月8日(土)~12月23日(火祝)
一般1,000円(800) 高大生700円(500) 小中生400円(200)
*( )内は前売り料金および20名以上の団体料金
*以下の方々は無料=身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者/毎週土曜日の高校生以下

「花のピカソ」と称され、いけばな草月流を創始した勅使河原蒼風(てしがわら そうふう)。彼は同時に書やオブジェをはじめとした多彩な芸術を生みだすアーティストであり、多くの芸術家たちと交流を持ち内外一流の美術作品を蒐集するコレクターでもありました。
この展覧会では、勅使河原蒼風に始まり霞、宏、茜とつづく草月流の美の真髄に迫るべく、いけばなだけにとどまらない様々なジャンルにわたる彼らの作品や、財団法人草月会が所蔵するピカソやミロ、ダリ、岡本太郎、草間彌生、俵屋宗達など、珠玉のコレクション約70点を紹介します。

草間彌生「花」1953年 財団法人草月会館蔵 撮影:奈村哲志

草間彌生「花」1953年 財団法人草月会館蔵 撮影:奈村哲志

 


コレクション展連続企画2014-15 第1弾

特集:福岡の近代洋画

児島善三郎「代々木の原」1934年 当館蔵

児島善三郎「代々木の原」1934年 当館蔵

11月29日(土)~2015年2月1日(日)
一般210円(160) 高大生140円(100) 小中生60円(50)
*( )内は20名以上の団体料金
*以下の方々は無料=身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者/毎週土曜日の高校生以下/教員引率による児童・生徒およびその教員

児島善三郎や坂本繁二郎をはじめ多くの画家を輩出した福岡。コレクション展における今回の特集では、福岡の近代洋画にスポットを当て、その魅力に迫ります。
なお今回を皮切りにして、福岡県立美術館が開館30周年を迎える2015年に向けてのコレクション展連続企画が始まります。以後も日本画・彫刻、工芸、現代美術と、担当学芸員がそれぞれの視点で特集を企画、展覧会を展開していきます。

 


古川吉重 1921-2008

摩天楼の街の抽象画家(仮題)

古川吉重「L10-2」1991年 当館蔵

古川吉重「L10-2」1991年 当館蔵

2015年2月7日(土)~3月15日(日)
一般700円(500) 高大生500円(300) 小中生300円(200)
*( )内は20名以上の団体料金
*以下の方々は無料=身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者/毎週土曜日の高校生以下/教員引率による児童・生徒およびその教員

古川吉重は1921年福岡市に生まれました。東京美術学校卒業後、独立美術展や読売アンデパンダン展などを発表の場として活躍しますが、1963年41歳で渡米し、以後ニューヨークで制作に取り組みます。新天地で古川が追い求めたのは抽象の世界。この展覧会ではアメリカ時代の作品を中心に、渡米前や晩年の作品もあわせて紹介することで、その魅力に迫ります。

古川吉重「コラージュ」制作年不詳 個人蔵

古川吉重「コラージュ」制作年不詳 個人蔵

古川吉重「無題」1980年 当館蔵

古川吉重「無題」1980年 当館蔵

古川吉重「SOUND-1」1997年 当館蔵

古川吉重「SOUND-1」1997年 当館蔵

 

 

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