【野十郎展】オフィシャルサイトがリニューアル

野十郎HP
「没後40年 髙島野十郎展」開催まであと1ヶ月あまりとなり、展示やイベントの準備も着々と進んでいます。このたび展覧会の情報をいち早くお知らせする展覧会オフィシャルサイトがリニューアルされました。

野十郎展オフィシャルサイト
→ http://www.tnc.co.jp/takashimayajuro40/ (クリックすると移動します)

 

今回のリニューアルで特に注目していただきたいのは「作品紹介」のページ。展覧会担当学芸員が展示作品を数点ピックアップし、そのみどころをご紹介しています。普段当館では見ることができない野十郎作品のほか、作品に描かれた場所などの調査成果にも触れています。野十郎の絵画世界の深遠さを堪能する展覧会の雰囲気を、ひと足早く味わっていただけるのではないでしょうか。随時更新予定ですので、気になったときには覗いてみてくださいね。

また、各種イベントのご案内ページもあります。展覧会も近付き、次第に各イベントへのお申し込みも多くなってきました。事前予約が必要なイベントは先着順での受付になりますので、気になるものはぜひお早めにお申し込みください。

「福岡県立美術館開館30周年記念 没後40年 髙島野十郎展」は平成27年12月4日(金)から平成28年1月31日(日)までの開催です。個人で大事に所蔵されている作品が多い髙島野十郎。本展では150点の作品が一堂に会するまたとない機会となります。

この冬にみなさまにお会いできるのを、心よりお待ちしております。(横山)

【レポート】NORTH TENJIN PICNICS

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大きな木の下では一日中音楽ライブが

1年前のあのピースフルな眺めを超えるような秋晴れの1日でした。先日の10月25日、ケンビが建つ須崎公園で開催されたNORTH TENJIN PICNICS 2015は、須崎公園を愛する人たちが集まって始めたイベント。まちの真ん中の公園でのんびりとピクニックするような時間を過ごしてほしい。そんな想いがつまっています。フードありグッズあり、音楽ライヴもあればワークショップもある。なにより芝生には無料のピクニックシートが広がっています。普段はしずかで閑散とした須崎公園が、たくさんの人たちの笑顔でいっぱいになりました。

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噴水の底には去年Henry & Mathewの6人が描いた絵が健在

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みんなとても気持ちよさそう

去年から始まったこのイベントも今年で2回目。目の前にこんなに素敵な眺めが広がるんだったらケンビもぜひ共有したい!と今年は協賛に入れてもらい、ワークショップで参加。九州を中心に活動を展開しているアーティストレーベル Henry & Mathewの6人といっしょに「スザキの森のミノムシたち」を行いました。噴水のそばでは大きなミノムシをみんなで、ケンビの前では小さなミノムシを思い思いにつくってもらうという内容。予約待ちが続くほどの大盛況で、キュートなミノムシたちがたくさんできあがりました。

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ケンビの前で行った小さなミノムシづくりのワークショップ

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トイレットペーパーの芯を素材に、拾ってきた落ち葉や色紙、毛糸をはりつけていきます

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トイレットペーパーの小さな芯では飽き足らない人

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出来上がった小さなミノムシといっしょにダンスを披露してくれる人たち

大きなミノムシは「紙、やどる形」展の開催中、4階会場外の廊下に展示します。ワークショップに参加された方もそうでない方も、カラフルな洋服をまとったミノムシに会いに来てくださいね。(竹口)

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見たことのないキュートなミノムシができあがりました

【レポート】八女和紙ワークショップ&バスツアー

牛島智子さん仕事場にて

2日目、牛島智子さん仕事場にて、最後のあいさつをする牛島さん

よく晴れた10月17日18日の2日間、八女和紙ワークショップ&バスツアー「紙でつなごう!ビジュツとコウゲイ まなびひろがる八女和紙ワールド」を開催しました。

参加くださった13名ほどの方に事前にお願いしていたのは「ネット状のものや、糸や繊維、果物などの立体物をお持ちください」ということ。いったい何をするのかも明らかにされず、「八女手すき和紙のワークショップなんだから和紙を使った絵手紙制作や手すき体験ができるのかも」と期待されていた方もいらしたようですが、その期待をきっぱりと裏切り、紙という素材を通して「形をつくるというのはどういうことか」「形に向き合うというのはどういうことか」を、手を動かしながら考える2日間となりました。

紙で形をつくると言うと、いろいろな紙を切ったりちぎったり貼ったりしながら立体物をつくるワークショップを想像するかもしれませんが、「紙、やどる形」の出品作家でもあるバスケタリー作家の関島寿子さんをメイン講師にした1日目のワークショップでは、紙の原料を様々な編み目のネットに通したりかけたりしていきなり形に漉くという実験を繰り返しました。そうすることで紙というものに対する固定観念がひっくり返されるだけでなく、紙の原料となるパルプや形に漉くための素材が持つたくさんの特徴を発見し、その特徴を活かす作業がどういうものかを考え、作業から形に導くために思考を抽象化し、その結果をまた次の形づくりに活かしていくという循環が生まれます。手を動かし続けて考え続けてつくり続けることで、私たちは周りの自然に対する感覚が研ぎ澄まされていくだけでなく、自分自身に対する眼差しを深めていくことができるのです。
関島さんが発する一言一言に参加者たちがやる気をぐんぐん引き出されていくそんな場が、私にとってはまるで魔法のように映りました。

2日目はバスをチャーターして実際に八女まで行きました。コーディネートはもちろん牛島智子さん。いまはごくわずかしか残っていない八女手すき和紙の工房を見学したり、八女和紙の原料となる楮(こうぞ)を栽培されている畑を見学したりして、午後は牛島さんの仕事場に到着。自然豊かでとても気持ちのいい風が吹く、そしてワクワク感とドキドキ感にあふれた、まるで牛島さんその人を場所にしたような仕事場です。
ここで参加者たちは1日目につくったそれぞれの作品にすこし手を加えてから、全員で鑑賞会を行いました。ポイントは、一人の作品に全員が言葉を寄せるということ。感じたことを言葉にすることで鑑賞を深めるだけでなく、自分のつくった作品に寄せられた言葉を知ることで「どうしてこれをつくったのか」が自分のなかで意識化されるのです。
とはいえ、そんなにハードコアなプログラムではありません。牛島さんが用意くださったあんころ餅やお手製の干し柿、さしみこんにゃく(和紙づくりにこんにゃく糊が活かされることもあるのです)をおやつにお茶会をしながらのまったりムード。和紙の原料からつくった作品を言葉にしたり、和紙をつくるときに使用される食物を食べたり、あるいは牛島さんが八女和紙を素材にしてつくったというろうそくを象った巨大な座布団を撫でてみたりと、コンセプトは「和紙を身体化すること」。コンセプトが見事に実現された証にみんなすっかり満腹になったおなかを抱えて、一路福岡ケンビへと戻ってきました。

麻紐を裂いて繊維にして、形をつくり続ける

麻紐を裂いて繊維にして、形をつくり続ける

宝物のような種がたくさん撒かれた二日間でした。参加者みなさんの暮らしのなかで、いろんな芽吹きがあればうれしく思います。とはいえ、企画した私自身が参加者の誰よりもたくさんの種を授けてもらったと悦んでいるのですが(笑 (竹口)

 

ご協力いただいた方々
松尾陽市製紙所、溝田製紙所、古川利治さん(楮畑)

10/14~10/18の貸館情報

第27回MOA美術館 福岡児童作品展

IMG_1724IMG_1726平成元年から開催し今年で27回目を迎えました。作品は福岡市及びその近郊の小学1年生から6年生の絵画で、四つ切またはB3の画用紙サイズです。ホワイト額に入れて展示しています。(会場 3階1号室 入場無料)

 

 

マリノ・コルンブリ<ポリグロッタ8>畑田眞夫 二人展

IMG_1728IMG_1729ヨーロピアンリゾートの色彩がおりなすコントラストと心地よい風を感じる作品です。イタリア人画家と日本人画家のコラボレーション。2人で約80点の洋画・水彩作品を展示しています。(会場 3階2号室 入場無料)

10/6~10/12の貸館情報

第11回 N548展

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N548展は九州産業大学芸術学部美術学科、酒井忠臣研究室の卒業展として1993年から展覧会を開催し、今回11回目を迎えました。今回の第11回展から酒井教授を中心とした卒業生展として開催します。                              参加メンバーは酒井忠臣先生と酒井研究室の卒業生メンバーを中心に37名が出品しています。油彩、版画、CGなどの平面的なものから半立体のものまであり、まさに同じ窓の中の「個」を感じることができる内容です。(会場 3階1号室 入場無料)

部屋は静か 世界はにぎやか ~リルスキー絵島作品展~

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デジタルカメラで撮った被写体を、画像処理ソフトPhotoshopで合成加工した作品を作成しています。追求するテーマは、人間の心の奥に潜む光と影の世界観をどう視覚化するかです。サイズは、A1~B2が中心です。(会場 3階2室 入場無料)

山本文房堂 第27回 サムホール展

IMG_1705 IMG_1704                                         平成元年から絵画のサムホールサイズの公募展を始めました。審査員は洋画家、野見山暁治先生に依頼しています。応募条件は中学生以上で、第27回の今回も約400点を展示します。これまでの歴代最優秀・記念賞も展示しています。(会場 3階3室 入場無料)

第11回CGアート展

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今年で11回目になる九州造形短期大学公開講座受講生(田辺研究室受講生)の展覧会です。A1~A4サイズを展示しています。(会場 3階4室 入場無料)

 

第2回 原遊会書作展

IMG_1716 IMG_1715                                                          教室開講6年目を向え、日々の練習の成果を作品にして第2回書作展を開催します。20代から90代までの老若男女22名の作品を展示しています。代表の砥板原心先生の作品のほか、会員全員による中国周から唐時代までの古典臨書、個々による創作をご覧いただけます。(会場 1階彫刻展示室 入場無料)

 

 

 

 

 

【NTP】10月25日は須崎公園に集合!

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去年の10月、すっきり晴れたある日曜日、目の前の須崎公園が今まで見たことのないようなピースフルでワンダフルな光景に包まれていました。NORTH TENJIN PICNICS。須崎公園を愛する人たちが「みんなにここでピクニックするようにのんびりとした時間を過ごしてほしい」との願いをもって集まって、自分たちの力だけで実現した1日限りのイベント。フードやドリンク、グッズ販売のブースが並ぶだけでなく、ワークショップがあったりミニライヴがあったりして、ごろごろ、ニコニコ、たくさんの人たちが思い思いに楽しんだ1日でした。

そのNORTH TENJIN PICNICSがなんと今年も開催されます。日時は10月25日の午前10時から午後4時30分。しかも今年は福岡ケンビも出店し、福岡・佐賀を中心に活動している人気アーティストレーベルHenry & Mathew との共同ワークショップ「スザキの森のミノムシたち」を実施。須崎公園で大きなミノムシをつくって、ケンビの前で小さなミノムシをつくります。あなただけのチャーミングなミノムシをつくりに来てください。

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ケンビ館内ではちょうど「紙、やどる形」展を開催中。須崎公園とケンビとを行ったり来たりしながら、どうぞ1日楽しんでください。(竹口)

 

NORTH TENJIN PICNICS
→ https://www.facebook.com/northtenjinpicnics (Facebook)
→ http://www.tenjinpicnics.com/ (Website)

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