大学と美術の可能性を求めて
主催:科研共同研究 大学における「アート・リソース」の活用に関する総合的研究
[開催趣旨]
この秋「九大百年 美術をめぐる物語」展(福岡県立美術館など)が開催されます。九州大学が創立以来百年にわたり、「美術」とどのように関わり、「美術」を通してどのような役割を果たしてきたのかを振り返り、未来への可能性を考える展覧会です。この展覧会の開催に合わせ、大学が「美術」を通してなにができるのか、なにをなすべきなのか、をテーマにシンポジウムを企画しました。躍進目覚しいシンガポールの国立大学の現代美術への取り組み、韓国の大学ミュージアムの活動、また多様な芸術活動を展開する大阪大学の事例に、あわせて九州大学の新しい試みを紹介するとともに、「九大百年」展の成果もふまえながら、大学が「美術」というリソースをどのように活用するのかについて検討し、その可能性と課題について考察したいと思います。
[スケジュール]
13:00~13:30
後小路雅弘/「基調報告:「九大百年 美術をめぐる物語」展から」
13:30~14:20
アンカ・ルジョイユ/「学び続ける組織 The Learning Machine」
14:20~14:50
鄭于澤/「韓国の大学博物館の役割―東国大学を中心に」
15:00~15:30
木ノ下智恵子/「芸術の拡張機能と社学連携の可能性」
15:30~16:00
尾本章/「社会にアートをデザインする ~ホールマネジメントエンジニア育成とソーシャルアートラボの可能性~」
16:10~17:00 ディスカッション
皆様のご参加を心よりお待ちしております。