福岡県立美術館
Fukuoka Prefectural Museum of Art
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福岡県文化会館建設50年記念

とっとっと? きおく×キロク= 

山本作兵衛「木枯らし」1964-66年 当館蔵

山本作兵衛「木枯し」1964-66年、当館蔵 (c)Yamamoto Family

福岡県立美術館の前身にあたる福岡県文化会館は昭和39年(1964)に建ちました。ですから今年で50歳。建物は先頃までの半年間におよぶ耐震補強工事を経て、いまも現役です。この展覧会では、文化会館/県立美術館の50年の歴史を紹介しつつ、「記憶」と「記録」をキーワードにして当館収蔵品と6人の地元作家とがコラボレート。トークがあったり映画上映会があったりと、みんなが楽しめるふところ深い場所をつくっていきたいと思います。

展覧会特設ブログ
→ http://to–to–to.blogspot.jp/

展覧会Facebookページ
→  https://www.facebook.com/fukuokakenbitottotto


◆第1部 思い出の文化会館

福岡県立美術館の前身にあたる福岡県文化会館は、いまから50年前の昭和39年(1964)に建ちました。図書館と美術ギャラリーの併設施設として当時西日本最大の規模を誇り、たくさんの人を迎えてきました。とくに開館後まもなくに開催されたツタンカーメン展は58万人もの来場者を数え、いまも語り草となっています。その21年後の昭和60年(1985)、県文化会館は改築を経て、福岡県立美術館としてリニューアルオープンしました。
第1部では福岡県文化会館建設50年を記念して、まつわる記憶や記録を展示し、「きおく」と「キロク」をいまにつむいでいきます。

*福岡県文化会館/福岡県立美術館にまつわるみなさんの思い出を募集しています。詳しくは当館ホームページのココをご覧ください。

昭和39年開館当初の福岡県文化会館。向かいは前年に開館した市民会館

昭和39年開館当初の福岡県文化会館と市民会館

設計は建築家佐藤武夫

設計は建築家 佐藤武夫(正面から)

建築家自身がデザインしたエントランスのシャンデリア。後ろは洋画家 伊藤研之デザインによる石壁レリーフ。

建築家自身がデザインしたエントランスのシャンデリア。後ろは洋画家 伊藤研之デザインによる石壁レリーフ。

 

◆第2部 まざりあう「わたし」

写真家が目の前の光景をカメラにおさめるとき、それは現実の記録でありながら、写真家の記憶が入りこみます。画家が心の中を描くとき、それは画家の記憶でありながら、画家が生きる日々や時代の記録にもなります。私たちが美術作品を目にするとき、それは同時にわたしたちの記憶を再生し、思い出をつくることがあります。
第2部では、福岡県立美術館の所蔵品と福岡を拠点に活躍中の作家6人(泉山朗土、今岡昌子、酒井咲帆、寺江圭一朗、菱川辰也、森田加奈子)とのコラボレーションにより、「きおく」と「キロク」がまざりあった楽しくふところ深い場所をつくっていきたいと思います。

阿部金剛「Rien No.1」1929年、当館蔵

阿部金剛「Rien No.1」1929年、当館蔵

高島野十郎「蝋燭」1912-25年、当館蔵

高島野十郎「蝋燭」1912-25年、当館蔵

泉山朗土(タイトル未定)2014年(映像)

泉山朗土(タイトル未定)2014年(映像)

今岡昌子「シグナルトランスダクション(変容へ)」2014年(写真)

今岡昌子「シグナルトランスダクション(変容へ)」2014年(写真)

酒井咲帆「いつかいた場所い」(写真)

酒井咲帆「いつかいた場所い」(写真)

寺江圭一朗「石職人」(映像)2014年

寺江圭一朗「another way -石職人-」(映像)2014年

菱川辰也「市内風景」2013年(絵画)

菱川辰也「市内風景」2013年(絵画)

森田加奈子(左)「アンティエ」2011年/(右)「コイル」2011年(絵画)

森田加奈子(左)「アンティエ」2011年/(右)「コイル」2011年(絵画)

*出品作は変更されることもあります

 

◆第3部 ともに歩いていくために

思い出を杖に歩いていく。そのためにわたしたちはどのように記録と記憶を伝えていくことができるのでしょうか。第3部として出品作家たちによるトークショウや酒井耕・濱口竜介監督『東北記録映画三部作』の上映会などを開催します。


10月4日(土)14:00~ オープニング・トーク 【終了しました】
出品作家たちが作品や活動について、担当学芸員が展覧会について語ります。
場所:4階展覧会場にて
参加無料(展覧会チケットが必要です)

10月5日(日) 17:20~ 日比野克彦《 ONE NIGHT A DAY 》公開設置 【終了しました】
日比野さんが今から20年前に東京藝術大学大学院の終了制作としてつくった作品を、作家自ら展覧会場で組み上げていきます。

日比野克彦「ONE NIGHT A DAY」1984年、作家蔵

日比野克彦「ONE NIGHT A DAY」1984年、作家蔵

場所:4階展覧会場にて
参加無料(展覧会チケットが必要です)

酒井耕・濱口竜介監督『東北記録映画三部作』上映会 【終了しました】
1)10月25日(土)13:00~17:30
第一部「なみのおと」(142分)、第二部「なみのこえ/気仙沼編」(109分)
2)10月26日(日)13:00~17:00
第二部「なみののこえ/新地町編」(103分)、第三部「うたうひと」(120分)
場所:4階視聴覚室にて(開場は12:30/先着80名程度)
参加費:各日500円
特別協力:silent voice http://silentvoice.jp/

11月3日(月・祝)14:00~ とっとっトーク
文化会館/県立美術館の開館記念日であるこの日に、田北雅裕さん(九州大学専任講師/http://trivia.gr.jp/ )や出品作家たちといっしょに「記憶」「記録」「思い出」「希望」「未来」などについて語り合いませんか?
場所:4階視聴覚室にて(開場は13:30/先着80名程度)
参加無料

 

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