福岡県立美術館
Fukuoka Prefectural Museum of Art
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コレクション展Ⅱ

特集:赤と黒

山口長男「地形」1960年、福岡県立美術館蔵

色には様々な象徴的意味が込められています。文化や時代による差異もありますが、美術作品のイメージを決定づける要素のひとつは、そこに使われている色であることは間違いないでしょう。とりわけ、太陽や火の色を想起させる「赤」には、活力に満ちた情熱的なイメージが、その一方で、夜の闇を想起させる「黒」には、重厚で神秘的なイメージが付与されています。赤と黒は、単色として使われることも多い一方で、華やかな赤と渋みの利いた黒がひとつの作品の中で組み合わせられることで相乗効果が生まれ、作品に瀟洒な印象がもたらされます。本展では、美術作品における“色”に着目し、当館コレクションから「赤」と「黒」をテーマにした作品をご紹介します。 なお会場の後半には、新型コロナウイルス感染症の影響で、会期途中で中止となった「赤星孝と赤星信子展」(2/1~3/8)、開催できぬまま閉幕を迎えた「野見山暁治の水彩・素描展」(3/14~5/10)を紹介する2つの小コーナーを設けます。

学芸員によるギャラリートークは、新型コロナウイルス感染症の感染とその拡大防止のため、当面の間中止します。開催可能になりましたら、ホームページに掲載しますのでご確認ください。

児島善三郎《赤い屋根》1925-28年、当館蔵
髙島野十郎《蝋燭》制作年不詳、当館蔵
野見山暁治《蔵王》1966年、当館蔵
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