※福岡コロナ特別警報および緊急事態宣言の発出に伴う臨時休館【2021年8月6日(金)~9月6日(月)】のため、8月5日(木)をもって展覧会を閉幕
※祝休日の場合は翌平日
※( )内は20名以上の団体料金
※次の方々は入場無料=身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方及びその介護者/教職員が引率する小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校の児童・生徒及びその引率者/土曜日来館の高校生以下の方
※福岡コロナ特別警報および緊急事態宣言の発出に伴う臨時休館【2021年8月6日(金)~9月6日(月)】のため、8月5日(木)をもって展覧会を閉幕しました
1964年といえば、前回の東京オリンピック開催年ですが、実は福岡県立美術館の前身である福岡県文化会館の開館年でもあります。
スポーツと文化の年であった1964年の福岡の美術を、オリンピック関連の作品や資料、そして文化会館を彩った作品とともに振り返ります。(2020東京五輪と同じく、今年開催です。)
1964年といえば、まさに前回東京オリンピック開催年。運動競技が注目されがちですが、実は芸術競技も開催される「スポーツと文化の祭典」であるオリンピックは、日本全体に大きな影響を与えました。スポーツと文化はもちろん、高速道路の整備や新幹線開通など、高度経済成長期にあった日本はさらに発展し、人々の生活も変化していきました。
また、1960年代は前衛美術が特に注目すべき活動を展開した時代でもあります。新幹線の開通などにより東京と福岡の距離が近くなり、東京で活躍する福岡の美術家もいれば、福岡を拠点とする美術家もいました。前衛以外でも、全国巡回の団体展や、地方の美術団体に継続して出品する作家、独自の活動をする作家もいました。また、好景気に伴い生活にゆとりが生まれ、文化を楽しむことが教養と娯楽の対象となり、公立の文化施設が建ち始めた最初の時期でもあります。美術ブームが起こり、鑑賞だけでなく、余暇に絵を描く人や、美術専攻のある学校も増え、公募展が賑わいを見せました。福岡県内外、ジャンルもプロ・アマチュアも問わず様々に美術が活況を呈していました。
そのような中、1964年に美術館と図書館が併設された「福岡県文化会館」が開館。福岡市内で最初の公立美術館として、福岡で活動する多種多様な作家たちの発表の場として機能してきました。
この展覧会では、1964年に焦点を当て、福岡県内のオリンピック資料をはじめ、福岡ゆかりの作家の1960年代の作品、福岡県文化会館の開館時期に関わる作品・資料など約70点から、スポーツや文化、経済や社会、環境など、あらゆる分野で転換点となった1964年の、福岡の文化をご紹介いたします。
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