2015年6月15日
2011年ユネスコによって世界記憶遺産として登録された山本作兵衛(1892-1984)の炭坑記録画や資料類。以来、まとめて目にすることがなかなか叶いませんでしたが、待ちに待った機会がようやく訪れました。現在、福岡市博物館で開催中の開館25周年記念展「世界記憶遺産・山本作兵衛 ~記憶の坑道~」(~7/26)では作兵衛の世界、筑豊の炭鉱を巡る歴史にどっぷりと浸かることができます。
当館からも山本作兵衛《木枯し》を出品しておりますが、さらに加えて、福岡県嘉穂郡穂波町(現在の飯塚市)に生まれ、炭鉱を見て育ったという洋画家 野見山暁治が描いた《廃坑(A)》と《ベルギーのボタ山》の2点も出品しております。
会期中に大規模な展示替えもあるようなので、開催館にお問い合わせのうえ、足をお運びいただけましたらうれしく思います。(竹口)
福岡市博物館
→ http://museum.city.fukuoka.jp/
展覧会特設ホームページ
→ http://rkb.jp/kioku_no_koudou/index.html