福岡県立美術館
Fukuoka Prefectural Museum of Art
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【作品貸出】「水辺にて 水をめぐる美術の世界」展

九州芸文館にて、「福岡県立美術館コレクション展 水辺にて 水をめぐる美術の世界」展が開催中です。

「水」をテーマとして、高島野十郎《春の海》(1952年)、児島善三郎《箱根》(1938年頃)など、当館の所蔵作品から絵画、彫刻、工芸など約40点を貸出しております。

会期は5月13日(土)から6月11日(日)までとなっております。さまざまなイベントも開催されますので、ぜひお出かけください。

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【作品貸出】髙島野十郎「蝋燭」ほか4点を「リアルのゆくえ」展に

2017年4月15日(土)より平塚市美術館にて開催する「リアルのゆくえ―高橋由一、岸田劉生、そして現在につなぐもの」展に、下記のとおり、当館蔵の髙島野十郎作品4点を出品します。

髙島野十郎「蝋燭」大正期
髙島野十郎「早春」大正10年
髙島野十郎「壺とりんご」大正12年
髙島野十郎「割れた皿」昭和33年頃

なお、「リアルのゆくえ」展は、平塚市美術館ののち、足利市立美術館、碧南市藤井達吉現代美術館、姫路市立美術館を巡回します。ぜひおでかけください。
*展覧会巡回予定
平塚市美術館(2017年4月15日~6月11日)
足利市立美術館(2017年6月17日~9月30日)
碧南市藤井達吉記念現代美術館(2017年8月8日~9月18日)
姫路市立美術館(2017年9月23日~11月5日)

髙島野十郎「蝋燭」

髙島野十郎「蝋燭」

髙島野十郎「壷とりんご」

髙島野十郎「壷とりんご」

187「早春」福岡県立美術館蔵

髙島野十郎「早春」

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髙島野十郎「割れた皿」

 

【作品貸出】中村琢二「西伊豆」ほか4点を宗像へ

現在、宗像ユリックスで開催中の展覧会 「大きなクスの木の下で」美術館展 vol.7」下記の4点を貸出ししています。

中村琢二「黄色いうちは持つ婦人像」1943年
中村琢二「太宰府の秋」1955年
中村琢二「ソウルの丘」1970年
中村琢二「西伊豆」1987年

宗像ゆかりの兄弟画家である中村研一と中村琢二の画業を紹介する展覧会です。さまざまなイベントも企画されていますので、ぜひ宗像へお出かけください!(高山)

中村琢二「西伊豆」

中村琢二「西伊豆」

中村琢二「黄色いうちは持つ婦人像」

中村琢二「黄色いうちは持つ婦人像」

【作品貸出】古賀春江「窓」

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現在、全国を巡回中の展覧会「画家の詩、詩人の絵」に古賀春江の「窓」を貸出しています。
本作は、パウル・クレーの絵画に触発された古賀春江が童画的な作風を追求した時期を代表する作品です。ほのかな色彩とやわらかなタッチとで構成された画面には、古賀の個性が発露されています。さらに、この頃古賀は詩を発表しはじめ、自作の絵画に「解題詩」を書くなど、絵画と詩とを一体化しようと試みていました。彼の創作世界を往還する「ことば」と「絵画」のシンフォニーに耳を傾けてみましょう。

解題詩「窓」 古賀春江
沢山な窓のある家、一つ一つの窓から顔が出てゐる
顔には地図が描いてある。
みんなの地図が読める、鳥籠も描いてある、
花もあり、コップも、望遠鏡も、並ぶ顔、水筒、霧、
黎明とパイプも
確実につながつてお互いの陰翳を持つてゐる
痙攣する避雷針の窓からまた一つの顔を見ないか、
揺れる、揺れる、椅子が、星が、
黒い夜の絵具は沈黙して語らない―その後の顔等に
就いては
今はただ明るく揺れる顔がある

「画家の詩、詩人の絵」展の会期、会場は次のとおりです。ぜひお出かけください。

碧南市藤井達吉現代美術館(2015年11月17日~12月20日)
姫路市立美術館(2016年2月13日~3月27日)
足利市立美術館(2016年4月9日~6月12日)
北海道立函館美術館(2016年6月18日~8月7日)

(高山)

【作品貸出】「山本作兵衛の世界」展

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*本作品は展覧会出品作のひとつですが、当館所蔵品ではありません

2011年ユネスコによって世界記憶遺産として登録された山本作兵衛(1892-1984)の炭坑記録画や資料類。以来、まとめて目にすることがなかなか叶いませんでしたが、待ちに待った機会がようやく訪れました。現在、福岡市博物館で開催中の開館25周年記念展「世界記憶遺産・山本作兵衛 ~記憶の坑道~」(~7/26)では作兵衛の世界、筑豊の炭鉱を巡る歴史にどっぷりと浸かることができます。

当館からも山本作兵衛《木枯し》を出品しておりますが、さらに加えて、福岡県嘉穂郡穂波町(現在の飯塚市)に生まれ、炭鉱を見て育ったという洋画家 野見山暁治が描いた《廃坑(A)》と《ベルギーのボタ山》の2点も出品しております。

会期中に大規模な展示替えもあるようなので、開催館にお問い合わせのうえ、足をお運びいただけましたらうれしく思います。(竹口)

 

福岡市博物館
→ http://museum.city.fukuoka.jp/

展覧会特設ホームページ
→ http://rkb.jp/kioku_no_koudou/index.html

【作品貸出】「美術に聴く″物語″」展

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筑後船小屋駅にある九州芸文館にて、毎年恒例の福岡県立美術館コレクション展が開催中です(~6/21まで)。

今回のテーマは「物語」。「美術に聴く“物語”」と題されています。「え?美術は観るもので、聴くのは音楽じゃないの?」と疑問に思われた方は、その疑問を確かめにどうぞ会場まで足を運んでみてください。意外な美術の楽しみ方が発見できるはずです。

「まあ、美術は観るものだけど聴くこともできるよね」とスルーしてしまった方も、せっかく当館からチャーミングな収蔵品の数々をご覧いただける機会ですので、観て、あ、いや、聴いてもらえればうれしく思います。(竹口)

 

九州芸文館
→ http://www.kyushu-geibun.jp/

福岡県立美術館コレクション展 美術に聴く“物語”
→ http://www.kyushu-geibun.jp/main/1759.html
*出品リスト等、展覧会の詳細な内容はこちらで確認いただけます

【作品貸出】「九州・沖縄の力」展

鳥巣水子 藍絣花織帯地「ステンドグラス」1981年、当館蔵

鳥巣水子 藍絣花織帯地「ステンドグラス」1981年、当館蔵

伝統工芸のわざを競う公募展のひとつ「西部伝統工芸展」が50回目を迎え、それを記念して特別企画展「九州・沖縄の力」が開催されています(福岡展5/26~5/31[福岡三越9階 三越ギャラリー]、熊本展6/17~6/22[鶴屋百貨店 東館7階 鶴屋ホール])。

九州・沖縄の土地の力を再認識するために古美術品・物故者の作品などを展示しようとの企画。当館の収蔵品からもご紹介いただき、染織と人形を計8点出品しております。他にも普段はなかなか目にすることのできない工芸作品がたくさん展示され、眼福の極み。伝統工芸の「いま」を切り拓こうと切磋琢磨する作家たちの作品と、先人たちの尊敬すべき仕事の数々を、どうそあわせてご堪能ください。驚くべきことに入場無料です。(竹口)

 

当館からの出品作品
森山虎雄(初代) 久留米絣着尺「蚊絣」
松枝玉記 久留米絣着物「島」
古博多織帯
小川善三郎 献上博多織帯「五献立八寸名古屋帯」
高木秋子 木綿地風通織着物「ミモザの季節」
鳥巣水子 藍絣花織帯地「ステンドグラス」
宗七焼 「在原業平像」
鹿児島寿蔵 紙塑人形「車興し」

 

第50回記念西部伝統工芸展
→ http://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/seibu/50
*特別企画展「九州・沖縄の力」は福岡・熊本会場のみで、大分には巡回しません。

九州芸文館で2000年後の筑後に出合う

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セザンヌの絵を見ていると、まるで眼が体から解き放たれて画布の向こうの山々を自由に飛び回っているような気がしてワクワクぞくぞくします。九州芸文館で開催中の「2000年後のピラミッド 柴川敏之展」を観ていると、眼を体から解き放ち、建物の屋根をやぶって空高くから俯瞰するように導かれ、想像力を時間から解き放ち、2000年前と2000年後を行き来するように導かれます。この知的で刺激的な遊びは「ここ」に立つ私たちに多くのことを気付かせてくれるでしょう。

会場では当館所蔵の髙島野十郎作品など7点もコラボ展示。柴川さんによる「化石」作品といっしょにお楽しみください。明後日2月15日まで開催中です。(竹口)

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2000年後のピラミッド 柴川敏之展
2014年12月23日~2015年2月15日
入場無料

九州芸文館
福岡県筑後市大字津島1131
TEL 0942-52-6435

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