2015年7月16日(木)
現在4階で開催中のコレクション展3「特集:現代美術 “いま・ここ”を巡って」(~9/3)の連動企画として、7月14日より1階展示室では「あること」が始まりました(~7/26)。
現代美術を紹介しようとした時、当館のコレクションだけでは決定的に抜け落ちるものがあります。それが「インスタレーション」と呼ばれる、空間全体を使った仮設的な作品です。そこで「あること」では、主にインスタレーション作品を手がけている福岡在住の美術作家に空間を委ね、当館1階のユニークな展示空間を作品化してもらうことにしました。
坂井存、坂崎隆一、三輪恭子という3人の美術作家が、三者三様のアプローチから「あること=在ること/或ること」に迫り、一つの場をつくりあげました。19日(日)は坂井存によるパフォーマンス(15:00~)、25日(土)はアーティストトーク(15:00~)があります。また17日(金)と24日(金)はこの「あること」のみ20時までの夜間観覧が可能になります。
会期は短いですが、観覧無料でもありますので、何度でも足を運び、時間とともに変化する作品のさまを感じていただければうれしく思います。(竹口)
展覧会概要
→ https://fukuoka-kenbi.jp/exhibition/2015/kenbi4999.html
2015年7月11日(土)
現在開催中の「金子みすゞ・金澤翔子ーひびきあう詩と書ー」、期間中最後の関連イベントとなる「アクロス・ミュージアムコンサート in県美」を7/11(土)に開催しました。
今回のミュージアム・コンサートは当館では初の試みとなるライブペインティング・ミュージカル。
音楽と芸術のひびきあいの魅力を表現するユニット「アートムジカ」の3人が、金子みすゞの詩の歌などをピアノ・ソプラノの音色で奏でながら、音楽のイメージを大きな紙に即興で描き出しました。
また第1部と第2部の最後には、来場してくださったお客様に立候補してモデルになっていただき、等身大の絵を描きました。今回のコンサートの第1部でモデルになっていただいた史代さんと第2部でモデルになっていただいた耕作さんは、なんとご夫婦!お二人とも2公演とも参加いただき、等身大の肖像画が仲良くふたつ、ご本人方と並ぶこととなりました。
各部ともたくさんのお客さまにお越しいただき、笑いあり驚きありのコンサートは大盛況のうちに幕をとじました。
関連イベントはこれにて終了となりますが、金子・金澤展は7/26(日)まで開催中です。
2階ハイビジョンギャラリー(無料)では6/20(土)の金澤翔子さん・泰子さんの席上揮毫・トークイベントの記録映像の上映、
3階会場内休憩コーナーでは金子みすゞのドキュメンタリー番組の上映、
3階会場内グッズコーナー横では会期中の土・日・祝に福岡市内の障がい者施設のアンテナショップを出店中です。
ひきつづき、展覧会をお楽しみください。(横山)
2015年7月9日(木)
4階美術図書室では、開催中の2つの展覧会にちなんだ特集展示を行っています。ひとつが「金子みすゞ・金澤翔子―ひびきあう詩と書ー」にあわせての資料展示。大好きな金子みすゞがますます好きになるかも。
もうひとつが4階展示室で開催中のコレクション展「特集:現代美術 “いま・ここ”を巡って」に関連する図録を展示しています。
福岡県立美術館開館記念特別展(1985年図録)
『現代美術の展望ー’85FUKUOKA 変貌するイマジネーションVOL.1』
『現代美術の展望ー’85FUKUOKA 変貌するイマジネーションVOL.2』
展示作家についての図書:
『UTOPIAN MELANCHOLIA 江上計太展』
『障碍の美術 現代美術のリハビリテーション 和田千秋』等
展示をご覧いただいた後はぜひ美術図書室へもお越しください!
2015年7月9日(木)
4階 美術図書室より
美術図書室には、おりがみコーナーがあります!
ご自由にお使いいただけるおりがみを用意しています。
お子さんから大人まで自由にご参加いただけますので、美術図書室までお越しください。
2015年7月7日(火)
「クリエイティブツアー」とは2012年から福岡で行っている、写真の力で地域の魅力を顕在化し参加者の写真にて発信していこうとする写真撮影ツアーです。本写真展はこれまでWEBを通して発信してきた参加者の写真を展示するものです。地域の魅力をより多くの人に知ってもらうことができるよう、本年度から定期的に行いたいと考えています。先日、世界遺産に決定した明治日本産業革命遺産の1つである三池炭鉱宮原坑の写真も展示しています。(1階彫刻展示室、入場無料)
2015年7月6日(月)
「金子みすゞ・金澤翔子-ひびきあう詩と書-」関連イベントとして、7月5日(日)に西南学院高等学校書道部のみなさんによる書のパフォーマンスを開催しました。揃いの衣装に身を包み、200名を超える観客を前に、蝶のように舞いながら力強い作品を制作してくださいました。作品の大きさはなんと幅9m!複数人で制作するため、行間や字の大きさなどバランスを取りながら揮毫するのは簡単なことではありません。試験明けの短い練習期間の中で何度も修正を重ねながら当日をむかえたそうです。
作品は金子みすゞの「青い空」。部員たちが話し合って選んだ詩です。彼女たちのみずみずしい感性と躍動感溢れる作品は7月7日(火)から当館3階に展示しています。みなさまのお越しをお待ちしています。(新谷)
2015年7月6日(月)
7/4(土)金澤翔子さん・泰子さんが福岡県立美術館に来館されました!
予定されていた11:00からのサイン会終了後、ご厚意で急きょ13:30から追加のサイン会を開催することになり、お集まりいただいたお客さまからは喜びの声があがりました。
さらにサービス精神旺盛な翔子さん、展覧会会場に入ると観覧中のお客さまにうしろからそっと近付いて驚かせます。
翔子さんに抱きしめられた皆さんは驚きつつも大変嬉しそうなご様子で、会場内はあたたかい笑顔で溢れました。
大きな作品を前に小さな翔子さんが天真爛漫に笑う姿に、見ているこちらが元気をもらう一日となりました。
雨の中たくさんのお客さまにお越しいただきまして、本当にありがとうございました。(横山)
2015年7月4日(土)
現在開催中の「金子みすゞ・金澤翔子ーひびきあう詩と書ー」関連イベントとしまして、7/11(土)に「アクロス・ミュージアムコンサート in県美」を開催します。
「詩と書」のコラボレーション展にちなみ、これまで「詩と音楽」のコラボイベントなどを開催しましたが、今回のイベントでは「音楽と絵画」のコラボレーションをお楽しみいただきます!
今回コンサートを開催してくださるのは「アートムジカ」のみなさん。
アートムジカは「ART=芸術」と「MUSICA=音楽」を掛け合わせたときに起こる魅力を、ライブペインティング・ミュージカルなどで表現しているユニットです。
メンバーはピアノの田中美江さん、ソプラノの小野弥生さん、画家の保坂真紀さんの3人からなり、福岡を拠点に全国で公演を展開されています。
第1部では金子みすゞの詩による童謡歌曲集「ほしとたんぽぽ」にあわせてライブペインティング・ミュージカルを、第2部ではサン=サーンス「動物の謝肉祭より」にあわせて身近な道具を使って動物たちをペイントします。
多彩な音楽と色彩に溢れたアートムジカのわくわく・どきどきのコンサートを、どうぞお楽しみください。(横山)