福岡県立美術館
Fukuoka Prefectural Museum of Art
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【草月展】野見山暁治さん講演会を開催しました。

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草月流秘蔵コレクション展の関連イベントとして1130日(日)に洋画家野見山暁治さんの講演会を開催しました。
野見山さんは今月で94歳をむかえますが、年齢を感じさせないその精力的な創作活動は現在も続いています。
今回の文化勲章授章のエピソードから勅使河原蒼風との意外なつながり、そして作家や美術館の話まで、ユーモアとアートにあふれる約2時間(!)はあっという間に過ぎていきました。

現在、ケンビでは野見山暁治さんの作品「蔵王」を4階のコレクション展「特集:福岡の近代洋画」で展示しています。「草月流秘蔵コレクション展」のチケットをご提示くださると割引料金で入場できます。ぜひ草月展とあわせて御観覧ください。みなさまのお越しをお待ちしております。(新谷)

【コレクション展連続企画2014-15 第1弾 特集・福岡の近代洋画】出品作品リスト

古賀春江「埋葬」

古賀春江「埋葬」1922年、福岡県立美術館蔵

 

現在、福岡県立美術館4階で開催中の「コレクション展連続企画2014-15 第1弾 特集・福岡の近代洋画」の出品作品目録です。ご覧になりたい作品があるか、チェックしてみてください!

みなさまのお越しをお待ちしております。

Ⅰ 回顧―福岡県立美術館のあゆみ
・青木繁「わだつみのいろこの宮(下絵)」1907年
・宇治山哲平「やまとごころ」1985年
・大内田茂士「対馬の石垣」1975年、第7回改組日展
・古賀春江「窓」1927年、第14回二科展
・児島善三郎「代々木の原」1934年、第5回独立展
・髙島野十郎「すいれんの池」1949年
・髙島野十郎「蝋燭」制作年不詳【2013年度新収蔵作品】
・髙島野十郎「煙草」制作年不詳【2013年度新収蔵作品】
・中村研一「サイゴンの夢」1947年、第3回日展
・中村琢二「波勝崎」1973年、中村琢二自迸展【2013年度新収蔵作品】
・中村琢二「西伊豆」1987年、第49回一水会展
・野見山暁治「蔵王」1966年、第7回現代日本美術展
・柳瀬正夢「波止場のI氏」1922年

Ⅱ 二科と福岡
1. ①二科会の設立
・阿部金剛「Rien No.1」1929年、第16回二科展
・梅原龍三郎「椿(マジョリカ壷)」1931年 [寄託作品]
・古賀春江「漁夫」1929年、第16回二科展
・古賀春江「埋葬」1922年、第6回来目会展
・児島善三郎「梳る女」1926年、第15回二科展
・坂本繁二郎「巴里の乞食」1923年
・田崎廣助「朝顔」1929年、第16回二科展
・藤島武二「山中湖畔の朝」1916年

②二科設立の背景―官展アカデミズム
・斧山萬次郎「樹蔭の裸婦」1921年
・佐々貴義雄「西鮮の娘」1938年、第2回新文展
・多々羅義雄「千葉の晩春」1921年、第3回帝展
・手島 貢「母子」1942年、第5回新文展
・中村研一「吉田トキ氏の肖像」1920年 [寄託作品]
・中村琢二「黄いろいうちは持つ婦人像」1943年、第6回新文展
・光安浩行「女像」1938年、第34回太平洋展
・山喜多二郎太「博多湾」1932年、山喜多二郎太遺作展
・吉田博「穂高の春」1915年

2.二科と福岡―二科西人社の設立
・青木 寿「自動車と其他」1933年、第20回二科展
・池上丁一「庭潦」1943年頃
・石橋美三郎「子供(雪雄の像)」1929年
・伊藤研之「風景」1931年、第18回二科展
・伊東静尾「黄櫨」1935年、第22回二科展
・坂本繁二郎「柿」1925年、第12回二科展
・真隅太荘「漁村」1931年、第18回二科展
・松田諦晶「櫨紅葉(音羽護国寺)」1914年

3. 二科の拡がり
①独立美術協会
・赤星 孝「いたましき」1957年【2013年度新収蔵作品】
・足達 襄「イタリア壺のポピー」1998年、個人蔵
・熊代 駿「対話」1958年、第26回独立展(独立賞)
・児島善三郎「東風」1939年、第9回独立展 [寄託作品]
・児島善三郎「バラ(赤絵の壷にバラ)」1960年   [寄託作品]
・古川吉重「向進」1956年、第25回独立展、個人蔵
・松本英一郎「敗走者」1958年、第26回独立展
②一水会
・田崎廣助「阿蘇山」制作年不詳
・中村琢二「仙丈岳を望む」1975年、中村琢二自迸展
③二紀会
・青木 寿「旅」1984年、第38回二紀展(黒田賞)
・坂 宗一「砂湯」1962年、第16回二紀展
・永淵純一「化石シリーズ(魚)A」1984年、第6回現代日本絵画展

4. 二科の戦後
・伊藤研之「野」1948年、第33回二科展
・伊東静尾「泥B」1964年、第49回二科展
・井上三綱「駆ける」1959年
・大石 隆「磨崖仏」1973年、第58回二科展
・古賀耕児「扉」1969年、第54回二科展
・酒見敏雄「女達」1956年、第41回二科展(二科賞)
・坂本繁二郎「月」1966年 [無量壽院寄託]
・坂本繁二郎「放牧場」1967年
・田島憲治「自転車」1971年、第13回全九州沖縄二科西人社展(二科西人社賞)
・寺田健一郎「夏の庭」1968年
・寺田竹雄「楽屋」1972年、第57回二科展
・長谷川陽三「耕到天Ⅱ・赤」2005、第91回二科展(2006年遺作出品) 【2013年度新収蔵作品】
・山口長男「居」1963年

Ⅲ 新収蔵品(日本画)
・蓮尾辰雄「母子像」1975-1984年 【2013年度新収蔵作品】
・上田宇三郎「タバコ」1938年 【2012年度新収蔵作品】
・上田宇三郎「あじさい」1955-1964年【2013年度新収蔵作品】

Ⅳ髙島野十郎の描く花
・髙島野十郎「睡蓮」1975年、絶筆
・髙島野十郎「こぶしとリンゴ」1966年頃

Ⅴ特別出品
・柴川敏之「出現Ⅱ.40041111(2000年後に発掘されたルノワール絵画の化石)」2005年、作家蔵
・柴川敏之「出現Ⅱ.40080311(2000年後に発掘された人形の化石)」2008年、作家蔵
・柴川敏之「出現Ⅱ.40140111(2000年後に発掘された招き猫の化石)」2014年、作家蔵
*「2000年後のピラミッド 柴川敏之展」(12月23日~2月15日、九州芸文館)とのコラボレーション展示。

11/26~11/30の貸館情報

DSC04024   3階では「草月流 秘蔵コレクション展」が開催中ですが、1階の展示室を美術団体や個人など一般の皆さまに展示室をお貸ししています。

【1階】POLIGLOTTA8 MARINO CLM -マリノコルンブリ・畑田真夫 二人展-
美術館に入ると陽気なロバがみなさんを出迎えます。イタリア出身のマリノ・コルンブリさんと畑田真夫さんによるふたり展です。
作品は油彩や水彩で描かれていて、モチーフはヨーロッパの生活や風景を描いているものから日本のお城や風景までさまざまです。
ふたりの作家と作品が起こす化学反応をみなさまに感じていただければと思います。
会期中、作家のお二人は来館していますので、みなさまのお越しをお待ちしています。(新谷)
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When you enter our museum you meet the hilarious.
This is Mr.Marino and Mr.Hatada’s exhibition.
Their works have been painted in oil, acrylic and water color.
Painted motif are European life and landscape, the castle and landscape of japan.
Because there are Painters during the exhibition, please listen to various things about a work.
Please enjoy this exhibition. (Y.S)

 

【とっとっと?展】クロージングトーク開催(更新情報)

「とっとっと?」展会場風景(撮影:泉山朗土)

「とっとっと?」展会場風景(撮影:泉山朗土)

「とっとっと? きおく×キロク= 」展会期最後の2日間(11/23, 11/24)、クロージングトークを行うことにしました。時間はともに16:00から(通常のギャラリートークより開始時間が遅くなっていますのでお気をつけください)。

担当学芸員である竹口が展覧会の企画意図や作品への愛情を語るだけでなく、出品作家も参加したりたたずんでいたり(ただし出品作家全員は揃いません)。あまりかしこまらずに自由におしゃべりいたしますので、美術館に学芸員や作家の話を聞きに行くというよりも、なじみのお宅におしゃべりに行くようなかんじで、どうぞ気軽にお越しください。(竹口)

 

「とっとっと? きおく×キロク= 」クロージングトーク

11月23日(日)、24日(月休) ともに16:00~
4階展示会場内
トークの参加に料金はかかりませんが、展覧会チケットをお持ちください

在室作家
23日:酒井咲帆さん(17:30頃から)、寺江圭一朗さん、菱川辰也さん
24日:泉山朗土さん、寺江圭一朗さん、菱川辰也さん、森田加奈子さん

 

 

 

【草月展】展覧会限定グッズ!

11月30日(日)に開催される洋画家の野見山暁治画伯の講演会は好評につき定員に達しましたが、展覧会の物販コーナーでは、野見山暁治画伯講演会関連グッズを販売しております。
先日のブログでご紹介した限定品の「プレミアムペンダント」の他に展覧会限定「スケッチブック」の販売も行っております。
価格は、800円(税込み)です。お土産にいかがですか?
また、福岡市大名の「株式会社山本文房堂」の提供でスケッチブックの原画も物販コーナーに特別展示しておりますので、展覧会と併せてご覧ください!
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【草月展】公式ホームページ公開中!

「雪中富士連峰」勅使河原蒼風草月流 秘蔵コレクション展の公式ホームページ公開中です!随時、情報を更新しております。 是非ご覧ください。 公式ホームページ http://sogetsuryu-fukuoka-prf.com/

 

11/18~11/24の貸館情報

牧瀬英喜写真展 「祈りと微笑み」の地 ラオス ルアンプラバーン

 大河メコンの上流に位置する悠久の古都その地の日々は祈りと微笑みではじまる。チベット高原の源流からおよそ2000㎞。母なるメコンは国境を越えラオスへ流れ込む。その赤茶けた水の恵みに抱かれた山あいの街。かつての都ルアンプラバーンで日々目にする托鉢と喜捨の姿は旅人の心に奥深く浸透した。そんな姿を真摯に目線を合わせ、写しとめた「祈りと微笑み」溢れる作品をご覧ください。(1階展示室 入場無料)

【とっとっと?展】11月16日は家族の日

今岡昌子「シグナルトランスダクション」(とっとっと?展の展示風景より)

今岡昌子「シグナルトランスダクション」(とっとっと?展の展示風景より)

10月4日にオープンした「とっとっと? きおく×キロク= 」も会期残すところ1週間余りとなりました(~11月24日)。まだご覧になっていない方、もう見たけどもう一度見たいと思っている方に朗報です。

11月16日(日)は「家族の日」として、ご家族でいらっしゃる方はもちろん来場される方全員が鑑賞料無料となります! この機会にどうぞいらしてくださいね。(竹口)

*ただし同時開催している「草月流秘蔵コレクション展」につきましては「家族の日」の適用はございませんので、ご了解ください。

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