ただいま工事中(その1)

R0044595

ご存知のとおり当館は1月より休館し、現在耐震補強工事の真っ最中です。

考えてみれば今後こんな状況は二度と訪れないでしょうから、せっかくなので記録写真を撮って、たまにみなさんにお知らせすることにしました。題して「ただいま工事中」。さて何号までつづくでしょうか。

写真はほぼ1週間前の状況。須崎公園の噴水あたりから望んだところです。お分かりの通り塔が足場で覆われつつあり(と、これを書いている今日はほとんどすっぽりを囲まれてしまったのですが)、残すは天辺の透かし模様の辺りのみ。

「透かし模様」と書きましたが、実際のところ昭和39年の建設当初(福岡県文化会館という図書館と美術ギャラリーの併設施設としてオープンし、昭和60年に現在の形に改築され、福岡県立美術館としてリニューアルオープンしました)には見事に透けすけで、雨風吹きっさらしの状況でした。おそらく設計者の建築家佐藤武夫が塔の頭頂部に開放感をもたらし、塔をより高く見せようと工夫を施したのだと思われます。

正面

写真は建設まもなくのもの(建設当初の撮影ではないことが見て分かるのですが、なぜそう分かるのかはまた改めて)。塔の天辺、透けすけ感がよくお分かりでしょう。よく見れば塔は上に行くほどすこしすぼまっていて、これもまた塔を高く見せるための建築家の工夫でした。

しかし、雨風がどんどん入ってくるのは建物として使い勝手が悪いと判断されたのでしょう、そのうち透かし模様の内部に壁が建てられ、その意匠のみが残された訳です。

ちなみに文化会館時代の正面玄関は、福岡市民会館と向かい合う駐車場側にありました。ですからこの写真が正面側。現在とは向きも構造も異なるのが分かります。(竹口)

カテゴリー

アーカイブ

開催中の展覧会

展覧会
山口長男「地形」1960年、福岡県立美術館蔵

コレクション展Ⅱ
特集:赤と黒 開催中

  • 会期2020年5月19日(火)〜
      2020年8月2日(日)

人気のある記事

ケンビブログ

【コレクション展Ⅰ 特集:野見山暁治の水彩・素描】展をホームページ上で公開します 【 1 】

 当館ホームページ上で「コレクション展Ⅰ 特集:野見山暁治の水彩・素描」展について、順次公開してまいります。 本日は、その初回として、「コレクション展とは?」をお送りします。 *本展は、3月14日から…

ケンビブログ

【コレクション展Ⅰ 特集: 野見山暁治の水彩・素描】展をホームページ上で公開します 【 2 】

当館ホームページ上で「コレクション展Ⅰ特集: 野見山暁治の水彩・素描」展について順次公開してまいります。 *本展は、3月14日から5月10日までの会期を予定していたものです。現在当館は、新型コロナウイ…

ケンビブログ
野見山暁治《自画像》1946、鉛筆・紙、当館蔵

【コレクション展Ⅰ 特集: 野見山暁治の水彩・素描】展をホームページ上で公開します 【 3 】

当館ホームページ上で「コレクション展Ⅰ特集: 野見山暁治の水彩・素描」展について順次公開してまいります。 *本展は、3月14日から5月10日までの会期を予定していたものです。 現在当館は、臨時休館を終…

Twitter