福岡県立美術館
Fukuoka Prefectural Museum of Art
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ただいま工事中(その2)

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高さ50メートルの塔がすっぽりと足場におおわれました。「工場萌え」ってありますが、この姿は「工事現場萌え」?(竹口)

学校のみんなで美術館に行こう! (スクール・ミュージアム事業の紹介)

ケンビの「スクール・ミュージアム」って聞いたことありますか?
「学校(スクール)」で「美術館・博物館(ミュージアム)」とは一体なんだと思うかもしれません。
実はこれ、学校の児童・生徒さんたちが美術館に来て、作品を見て、知って、楽しむお手伝いをしようという学校教育支援事業だったりします。
*福岡県立美術館と福岡県青少年科学館で開催していますが、ここでは美術館のアートコースについてご紹介します。

ポイントは2つ。
① 来館するための往復の貸し切りバス費用や観覧料などの経費を補助します!
② 学校・グループ(部活など)にあわせて鑑賞プログラムを作ります!

美術館という場所に馴染みがないという人は多いかもしれません。
まずもって美術館まで行くのが大変。
だからこそ、まずは、美術館まで来ていただくお手伝いをします。

しかし、美術館に行っても「びじゅつ」ってよく分からない、なんだがとっつきにくいという人もいるでしょう。
そこで、美術館では様々なプログラムを用意してお待ちしております。
例えば展覧会についてお話を聞くプログラムや作品の前で対話をしながら作品の理解を深めていくプログラム、小グループに分かれて自分の好きな作品について話してみるプログラム、あるいはアートカードを使ったプログラムなどもあります。

小集団活動 小サイズ小グループに分かれての活動の様子。
自分の好きな作品や気になった作品の前にいって、グループのメンバーに紹介。どこが好きか、どこが気になるかなどを伝えます。
色だったり、形だったり、描いてあるものだったり、大きさだったり、素材だったり。内容は様々。横から見ると違って見えるからという人も。
そのあとは、グループメンバーでお互いの気づいたこと、感じたことについて話したり、質問したりして交流を深めつつ、作品を「見る」という体験も深めていきます。
ほかの人の話を聞くと、自分が考えてもみなかった面白い意見や鋭い意見が聞けて、なかなか刺激的です。

どんなプログラムがあるか詳しく知りたいひとはこちら→平成24年度 活動記録 

いかがでしょうか。
「スクール・ミュージアム、ちょっと気になるなあ」という方は、ぜひ、美術館までお問い合わせください。(松藤・藤本)

問合せ先:福岡県立美術館092-715-3551
福岡県青少年科学館0942-37-5566
スクール・ミュージアム事業
主催:スクール・ミュージアム事業実行委員会
(一般財団法人福岡県教職員互助会、福岡県立美術館、福岡県青少年科学館)

ただいま工事中(その1)

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ご存知のとおり当館は1月より休館し、現在耐震補強工事の真っ最中です。

考えてみれば今後こんな状況は二度と訪れないでしょうから、せっかくなので記録写真を撮って、たまにみなさんにお知らせすることにしました。題して「ただいま工事中」。さて何号までつづくでしょうか。

写真はほぼ1週間前の状況。須崎公園の噴水あたりから望んだところです。お分かりの通り塔が足場で覆われつつあり(と、これを書いている今日はほとんどすっぽりを囲まれてしまったのですが)、残すは天辺の透かし模様の辺りのみ。

「透かし模様」と書きましたが、実際のところ昭和39年の建設当初(福岡県文化会館という図書館と美術ギャラリーの併設施設としてオープンし、昭和60年に現在の形に改築され、福岡県立美術館としてリニューアルオープンしました)には見事に透けすけで、雨風吹きっさらしの状況でした。おそらく設計者の建築家佐藤武夫が塔の頭頂部に開放感をもたらし、塔をより高く見せようと工夫を施したのだと思われます。

正面

写真は建設まもなくのもの(建設当初の撮影ではないことが見て分かるのですが、なぜそう分かるのかはまた改めて)。塔の天辺、透けすけ感がよくお分かりでしょう。よく見れば塔は上に行くほどすこしすぼまっていて、これもまた塔を高く見せるための建築家の工夫でした。

しかし、雨風がどんどん入ってくるのは建物として使い勝手が悪いと判断されたのでしょう、そのうち透かし模様の内部に壁が建てられ、その意匠のみが残された訳です。

ちなみに文化会館時代の正面玄関は、福岡市民会館と向かい合う駐車場側にありました。ですからこの写真が正面側。現在とは向きも構造も異なるのが分かります。(竹口)

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