2015年6月5日
ちょっとかしげた首がチャーミングな少女像。どこから見れば目が合うか、ちょっと照れくさいかもしれませんが試してみると、いっそう愛らしく感じられるかもしれません。ふんわりカールした髪にふっくらとふくらんだ頬、つぶらな瞳に小さな口。まるでさわやかな風が吹くようです。彫刻家・安永良徳(1902-70)はこの少女とどんなふうに向かい合ったのでしょうか。
現在開催中のコレクション展連続企画第2弾 特集「福岡の日本画と彫刻」は6月7日まで。6日は本特集を担当した魚里洋一学芸課長によるギャラリートークが午後2時からあります。あんな見どころこんな見どころ盛りだくさんですので、どうぞ足をお運びください。
6月13日からのコレクション展はがらっと変わって特集「現代美術 “いま・ここ”を巡って」が始まります。どうぞお楽しみに。(竹口)