福岡県立美術館
Fukuoka Prefectural Museum of Art
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ただいま工事中(その2)

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高さ50メートルの塔がすっぽりと足場におおわれました。「工場萌え」ってありますが、この姿は「工事現場萌え」?(竹口)

ただいま工事中(その1)

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ご存知のとおり当館は1月より休館し、現在耐震補強工事の真っ最中です。

考えてみれば今後こんな状況は二度と訪れないでしょうから、せっかくなので記録写真を撮って、たまにみなさんにお知らせすることにしました。題して「ただいま工事中」。さて何号までつづくでしょうか。

写真はほぼ1週間前の状況。須崎公園の噴水あたりから望んだところです。お分かりの通り塔が足場で覆われつつあり(と、これを書いている今日はほとんどすっぽりを囲まれてしまったのですが)、残すは天辺の透かし模様の辺りのみ。

「透かし模様」と書きましたが、実際のところ昭和39年の建設当初(福岡県文化会館という図書館と美術ギャラリーの併設施設としてオープンし、昭和60年に現在の形に改築され、福岡県立美術館としてリニューアルオープンしました)には見事に透けすけで、雨風吹きっさらしの状況でした。おそらく設計者の建築家佐藤武夫が塔の頭頂部に開放感をもたらし、塔をより高く見せようと工夫を施したのだと思われます。

正面

写真は建設まもなくのもの(建設当初の撮影ではないことが見て分かるのですが、なぜそう分かるのかはまた改めて)。塔の天辺、透けすけ感がよくお分かりでしょう。よく見れば塔は上に行くほどすこしすぼまっていて、これもまた塔を高く見せるための建築家の工夫でした。

しかし、雨風がどんどん入ってくるのは建物として使い勝手が悪いと判断されたのでしょう、そのうち透かし模様の内部に壁が建てられ、その意匠のみが残された訳です。

ちなみに文化会館時代の正面玄関は、福岡市民会館と向かい合う駐車場側にありました。ですからこの写真が正面側。現在とは向きも構造も異なるのが分かります。(竹口)

「とっぷらいと 97号」できました!

写真撮影:花田朋子

写真撮影:花田朋子

福岡県立美術館の展覧会情報や活動紹介など、1年間に3回皆さんのお手元にお届けするニュースレター「とっぷらいと」。最新号の97号を先日発行しました。

表紙の写真は夏に行ったワークショップ「ヒカリバコ」のひとコマ。季節外れではありますが、さわやかで楽しそうな様子が伝わればうれしいなあ。そして今回も読みどころ、見どころ盛りだくさんです。

特集:夏と秋のワークショップ報告
寄稿:「移動美術館展」@田川市美術館(徳永恵太さん)
インタビュー:現代美術家・鈴木淳さん
コレクション紹介:大内田茂士「落合の街角」
作家紹介:上田宇三郎

デザイン:毛利清隆
写真:花田朋子

休館中につき当館で手に取っていただくことはできませんが、県内美術館をはじめ様々な施設・店舗にお送りする予定ですので、もし見かけましたらぜひ開いて、読んでみてください。(竹口)

江上茂雄展は終わらない

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当館での江上茂雄展は11月10日に終了しましたが、大牟田市立三池カルタ・歴史資料館では12月8日まで「江上茂雄の世界 ~ふるさと大牟田の情景~」と題した展覧会が開催され、江上茂雄さんの作品30点程度が展示されています。

また、既にご存知の方もいらっしゃるでしょうが、江上茂雄展についてのブログやFacebookもこのホームページとは別個に運営しております。こちらは12月9日以降も続きますので、たまに思い出してのぞいてみてください。

江上茂雄展は終わらないのです。(竹口)

三池カルタ・歴史資料館
→ http://xn--lckxb0hrc887rrohu16b2sb.com/

江上茂雄展ブログ
→ http://egamishigeoten.blogspot.jp/

江上茂雄展Facebook
→ https://www.facebook.com/egamishigeoten

 

【江上茂雄展】祝!4,000人

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江上茂雄展は本日いよいよ最終日となりました。

その前日に、入場者が4,000人を超え、ちょっとしたお祝い。4,000人目のその方には本展図録を差し上げ、じつはちょうどギャラリートーク中だったのですが中断し、トーク参加者と一緒に記念撮影を撮ったり。皆さん初対面とは思えぬいい笑顔。江上茂雄さんの懐深さのおかげですね(とはいえ、茂雄さんの写真が隠れてしまっているのはご愛嬌…)

さて、今日1日、どんな顔に会うことができるのでしょうか。(竹口)

【江上茂雄展】創作ワークショップおわりました

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「なにをどんなふうに使ってもかまいません。思い思いの風景を描いてみてください」

10月27日に行ったワークショップ「わたしのなかの風景をつくろう」。講師の草野貴世さんの誘いに最初はおそるおそるだった参加者も、画材となる赤い土の懐深さになじんでいくにしたがいどんどん筆が進み(いきおい余って手形まで!)、味わい風景の数々が生まれました。

江上茂雄さんがどんなふうに絵を描いているのか想像しながらの創作。気づけばどれもこれもなんだか江上さん風(ただし写真の画伯はオリジナリティ満点!)。最後は特製の額に入れて、参加者もとてもうれしそう。

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できた作品は会場横の廊下に展示しています。江上展とあわせてお楽しみください。(竹口)

【江上茂雄展】詩の朗読会おわりました

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美術と言葉、絵と詩はもっと仲良くなれるにちがいない。

そんな想いからケンビではたびたび詩の朗読会を行ってきました。それも展示室の中、作品の横で。

今回朗読してくださったのは詩人の浦歌無子さん、松本秀文さん。それぞれ江上茂雄さんの絵から受けたインスピレーションをもとに詩を書き下ろしてくださいました。

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どれもこれも印象深く、彼/彼女の詩の世界が江上さんの絵の世界と混ざり合い、どこともしれない深みへと連れ去られる、そんな40分間でした。

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そして当日たまたま来てくださった同じく詩人の平地智さん。当然のように飛び入り参加を促され、最後は浦さん、松本さんに見つめられながらのトリをつとめてくださいました(笑 (竹口)

【江上茂雄展】親子のためのワークショップ、終わりました

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「お母さんの膝の上で抱っこされてお話ししているような、そんな居心地のよい雰囲気をつくりたい」

先日行った親子のためのワークショップ「ねえお母さん、思い出の風景おしえてよ」。その企画運営を担っていた九州女子大学の学生たちが大切にしていたことです。
幼児教育を勉強している彼女たちが江上茂雄さんの絵を見て、どんなふうに感じてくれたのかもその言葉から分かります。

当日参加してくださったのは親子2組。いっしょに茂雄さんの絵を見て、お絵かきをして、そのうち公園に飛び出して、笑いあって、仲良くなって、バイバイ。

やさしく、あたたかな時間が流れていました。(竹口)

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